シャツの袖をどう描くのか?

アームホールに注意して描く


形がシンプルなTシャツを使って、アームホール周辺にできる「シワ」を描いてみました。

以前からどう描けばいいのかなぁと思っていた部位であり、改めて観察してみると、いくつかのポイントにも気づきました。

今回は正面からのアングルということもあり、両肩から両腕へと繋がる肩関節の位置。

さらに、袖の布地が身ごろ部分とどう重なり合うのかに注意しました。

両腕を真下に下ろした左上のイラストでは、袖の布が胴体にめり込んで見えます。

また、胸筋による膨らみからできたシワが、両腰へと流れているのも分かります。

右上のイラストでは、少し腕を広げるように持ち上げたこともあり、前身ごろのシワはそのままに、脇の下隠れていた布地が現れます。

さらに腕を水平方向にまで伸ばすと、脇の下の布地も完全に現れて、むしろ腕の動きに引っ張られて新たなシワを作ります。

この後、両腕を持ち上げた右下のポーズでは、両腕に袖の布が重なるように集まり、上辺には深いシワがいくつも現れます。

また、前身ごろ部分も変化して、布地全体が上へと引っ張られたことで、「U」の字のようなシワが発生します。

こちらもオススメ