乃木坂46の時代を作った白石麻衣さんと現役メンバー向井葉月さんを描く

 美形の女性を描く難しさ

「美しい」と感じる理由は、その配置のバランスと各パーツの無駄の無さが関係しています。

つまり、少しでも配置が異なると、描かれた絵は全く異なる人に見えますし、そもそもその人を描く理由を失います。

白石麻衣さんにしても、向井葉月さんにしても、とても美形の顔立ちで、その特徴はちょっとした一部分ではなく、全体的に織りなす関係性があってこそ成立します。

つまり、目鼻口と描こうにも、ササッと引いた線だけでは全く白石さんには思えません。

「ああどうしよう!? 全然、描けない!」と思ってしまいます。

時間を掛けて、何度も何度も見直して描いたのが、このイラストです。

どうでしょうか。どちらが白石さんで、もう一人が向井さんだと分かるでしょうか。

しかも、頬を寄せてこちらを見つめる視線にも少し違いがあって、強いしっかりと見つめる左側の人と、少し頬を寄せることに躊躇いを感じ、見つめる視線もどこか不慣れな印象の右側の人。

もしもそのような解説をイラストから感じ取ってくれたのなら、こみちが意図して描いたテーマがしっかりと伝わったことになります。


乃木坂46 一ノ瀬美空さんを描いてみました!

 一ノ瀬美空さんを描いてみた!

コントラストの強い元絵で、それを描くのはかなりの難易度だと思います。

例えば、目元。

瞳を始め、各パーツの境界線がはっきりしていないので、「あたり線」で位置決めが難しく、「面」として捉えた意識が必須でした。

鉛筆画のようなスタイルであれば、濃淡だけを意識すればいいので、問題にはならない部分ですが、着色画の場合には色味の再現でコントラストの強さが難易度をアップさせます。

なぜなら、いきなり色味が変わるので、その位置を曖昧にはできません。

少し間違えただけでも、全体として全く異なる絵になってしまいます。

ご覧の通り、左頬の方から日が当たっているシーンです。

個人的な感想としては、60点くらいでしょうか。

課題にしていたポイントで、克服できたものとできなかったものが混雑していたからです。

ただ、少し発見したことがあって、もしかすると一気に画力がアップするかもしれません。

個人的にも、今後が楽しみです。

youtube の「こみちチャンネル」にもアップしているので、良かったら覗いてもらえると嬉しいです。

乃木坂46キャプテン秋元真夏さんを描いてみた!

 秋元真夏さんを描いてみた!

もうすぐ卒業される秋元真夏さん。

アイドルとして11年間、しかもキャプテンとして活躍された。

こみちの場合、乃木坂46を知ったのはyoutube の動画コンテンツで、好んで動画をし始めた時には一期生と呼ばれるグループ誕生時のメンバーがかなり卒業されていた。

動画コンテンツとして残っていると、卒業されたメンバーもまだ現役で活躍されている錯覚を起こしてしまう。

初代キャプテンの桜井玲香が卒業された2019年の頃を知らないので、多分2020年のあたりから見始めたのだろう。

可愛いからアイドル。

以前はそんな印象だったけれど、動画コンテンツを見始めて知ったのは、彼女たちが自己プロデュースをどれだけ真剣にしているのかという部分。

もちろん、グループ愛もそうだけど、限られた期間で何をどうしたいのかを懸命に探しているように見えた。

デビュー当時の映像を観ると、やっぱり一般の人と変わらない。

でも、芸能活動をする中でどんどん成長し、個性を磨いている。

興味深いのは、発足した1期メンバーと最後に加入した5期メンバーで、10歳くらい世代が違うのだろう。

つまり、同じグループでありながら、生きている時代が違っている。

今回、描かせてもらった秋元真夏さんは一期の最後となるメンバー。

彼女が卒業すると、グループ全体の雰囲気もガラッと変わるだろう。

同じように続く乃木坂46としての伝統を守りつつも、時代の変化もあって自然と様変わりして行く部分もある。

今思えば、中学や高校もそれぞれ3年しか通っていない。

社会人になってから感じる3年とは全く感覚も違う。

アイドルって、それだけ濃密な時間を掛けた特別なものなのだろう。

しかも秋元真夏さんは11年間というグループ発足から乃木坂46を見てきたメンバーだ。

卒業されることには、「卒業おめでとう」と思う反面、まだまだグループをけん引して欲しいと思える人だった。

詳しいことは何も分からないにわかファンではあるけれど、乃木坂46のまとまり感は、どこか秋元真夏さんの人柄もかなり影響していたように思う。


乃木坂46 金川紗耶さんをさらに描き込んでみた!

 そこそこで満足してしまう!?

こみちの悪い癖は、ある程度の段階で満足してしまうこと。

なぜなら、絵を描きたいからではなく、絵を描くことで感じた感覚を残したいと思っているから。

それが誰かのためではなく、自身の記憶や思い出になれば十分なので、昔は色付きの絵さえも描かなかった。

右のイラストは、昨日に紹介してから気になる部分をさらに描きこんだもの。

厳密には帽子や着ている洋服、髪の毛など、まだまだ本当は手を加えられる部分もある。

金川紗耶さんという方をイメージするために、残すべきポイントだけで描けたら、それは最高の似顔絵になるだろう。

以前にも話をしたけれど、こみち自身が目指しているのは、自身の感覚を「図形」として描き残すことで、写真そっくりに描くことでも、デフォルメされたキャラクターでもない。

左側のイラストは、昨日に公開した時のもの。

比べてみると、金川紗耶さんという人物、さらに肌の凹凸や、微笑んだ時の表情筋の動きを示しているだろう。

ただ、個人として「金川紗耶さんってこんな表情をするなぁ」と思った印象は同じで、違うのは描きこんだ方がよりそのイメージを絵に落とし込めているということ。

それこそ、画像を下絵に描けば、寸分の違いもなく簡単に描けるのは分かる。

でもそこに意味を感じないのは、写真のように描くことが目的ではないから。

重さ100キロくらいの大きさに感じたら、そのイメージを描きたい。

美人だと思ったら、どう美人だったのかを描けたら嬉しい。

でもそれを表現するための画力を身につけるのは容易ではなくて、例えば今回のイラストで言うと、笑った時の頬の盛り上がり方に特徴があって、そんな風に表情をはっきりと示すことができるのは、顔立ちの性ばかりではないと思う。

つまり、内面の動きが表に出た部分で、それがどこにどう現れているのかを観察して描くことが楽しい。

その意味では、二つのイラストの根本的な評価はほとんど違ってはいなくて、むしろ、もう少し画力があったなら表現できたであろう部分が描けていない。

もっと上手くなりたいなぁと思うのは、写真に寄せたいからではなく、感じた雰囲気をさらに限界近くまで落とし込めないもどかしさが残るから。

とは言え、既に気持ちのどこかで満足しているでしょう。

そこがこみちの弱点。成長しない理由とも言える。


乃木坂46 金川沙耶さんを全力で描いている!

 前回の失敗を活かせたら…

今回も乃木坂46の金川沙耶さんを描いている。

絵を描く人であれば、このアングルって苦手意識はないだろうか。

こみち自身も得意ではなくて、やや上に向いた視線を維持して描き切るのが難しい。

さらに、前回は金川沙耶さんらしさを見つけられず、誰を描いてのかも分からないままになった。

今回は金川沙耶さんらしさを見つけたくて、再挑戦している。

もちろんこれで完成ではなくて、むしろここからどれだけ描き込めるのかが問われている。

いつも、この辺で満足感が出て、最後まで描き続けるモチベを消失させていたから、慎重に取り組みたい。

肌の質感、唇や目元の描き込みとまだまだ修正箇所が残っているが、現段階を紹介させてもらったのは、ここで手を抜かない決意を示したいと思ったから。

最後まで頑張ります。

乃木坂46 金川沙耶さんを描きたいのだけれど

 金川沙耶さんを描きたい

いつもとは異なる描き方をしたのは、線画ではなく色付きの絵を最初からイメージしたかったから。

でも、凹凸の多い顔立ちは、日本人よりも西洋人を描く感覚で、立体感をしっかりと出しながら金川沙耶さんに似せて行く作業となりました。

しかしながら、ずっと見ているとどこがどう違うのか、逆に全てが違っているようにも思えて、ここからどこまで寄せられるのかが問われそうです。

1日期間を置いて、もう一度修正したいと思います。

とりあえず、現段階までの進捗という意味で、紹介できたらと思いました。

改めて「手」を描いてみた!

 手を描く

学生時代からも手を描く機会は多かったはず。

でも改めて描いてみると、いろんな発見もある。

形の取り方や肌の質感の再現性など。

今の画力を確認するには最適なモチーフだろう。

何か描くものはないかと思った時には、改めて手を描いてみるのもおすすめだ。

「似顔絵師にはなれない」というモヤモヤした理由

 似顔絵との接点

こみちにとって、似顔絵(デフォルメされた人物画)との出会いは中学生の頃から。

あまり勉強が得意ではなかったこともあり、授業中は教壇に立つ先生似顔絵ばかり描いていました。

描いた似顔絵を隣席の友だちに見せたり、教室の後ろの壁に貼り付けたりして、クラスメイトからも「似てる〜」と言われると喜んでいたものです。

サラリーマンになった時も、名刺交換で受け取ったら、思い出して相手の顔を自分に分かるレベルで描いておけば、後々になって接点があった時にどんな人だったか思い出すヒントに使っていました。

「似顔絵師」にはなれないなぁと思う理由

学生時代、デッサンなどで対象物を描くという経験をして、ある事実に気付きました。

それは「真実」という線があって、それを描かないことには絶対に対象物を描くことができない必須の線があることです。

今でも、絵を描いていて、幾つも線を引きますが、あるタイミングで引いた線で絵の質が一変します。

つまり、その真実の線を無意識に引いた時に、一気に絵を描くことに手答えを感じるのです。

しかし、デフォルメされたり、表面的な造形だけを追って描いていた学生時代の似顔絵には、そんな感覚はまるでありませんでした。

それこそ、意識が似ているか似ていないかだったからです。

さらに言えば、「絵を描く」という意味は、嘘を描かないことに尽きるとも思います。

よく絵を描きたい初心者向けに、線の引き方を練習しましょうと課題が出されます。

言い換えれば、歌が上手くなりたい人が音程やリズム感を学ぶように、美術では線を正しく引くことが最初の一歩です。

ある意味、それさえできれば、一気に中級者になるでしょうし、その人のセンスも加われば「絵が上手い人」になるはずです。

そこからは、ボイトレのように、正しい道具の使い方を学んで行くのでしょうか。

ではプロと何が違うのでしょう。

多分、「線を引く」という部分ではなく、「見方」「観察力」「関係性の把握」ではないかと思うのです。

例えば、どんな映像だとしても、BGMを変えると全く印象が異なる仕上がりになります。

バラエティーっぽくも、ドキュメンタリーにもできてしまうのです。

違うのは、映像ではなく、別の要素です。

見た人が感じるのは、「見えたまま」ではありません。

例えば、実際に目の前にあるように描くことと、カメラやモニター越しに見えている描き方を明確に描き分けられたら、「そこにある」という事実が同じでも、見た人に与える印象は全く別物です。

そんな感覚に面白味を感じているので、こみちにとって似ているかどうかはあまり意味がないのかもしれません。

真顔を描いて、誰か分かるということよりも、その人が不意に見せる表情をどこまで忠実に描き出せるか、そしてそのシーンを選んだことの方が実は大切だったりします。

この感覚は、こみちが少しだけカメラ好きだからかもしれません。

カメラはシャッターを押せば、誰でも同じ写真が撮影できます。

しかし、カメラの上手い下手は、どこのタイミングで何処をどう撮影したのかで、画質は絵を描く時の線に過ぎません。

光の入り具合や、周りの物との関係性などから、対象物の存在にどう意味づけをするのかがカメラの醍醐味で、良いカメラほど、その撮影に幅が作れます。

なので、プロカメラマンなら、こみちと同じカメラで撮影しても、全く異なる写真を撮れるでしょう。

意味づけ、動機付けの視点が全く違うからです。

目指したい場所が、こみちにとっては「似顔絵」ではなかったのかもしれません。


乃木坂46の井上和さんを描いてみた!

 井上和さんを描く

youtube を観ていて、井上和さんの表情がとても印象的で、このシーンを描きたいと思ってスタートしました。

いつもは顔や上半身だけということも多いのですが、左サイドにあるイラストも、似せて描いてみたりして、新たな試みも加えました。

実際に描いてみて、井上和さんの柔らかな表情を再現するのが難しく、一番時間も掛けましたし、まだyoutube にアップするまでに修正を加えるつもりです。

ここでは、こんな感じのイラストを描いたという報告なので、ほぼ完成したので紹介させてもらいました。

日向坂46 上村ひなのさんを描いてみました!

 上村ひなのさんを全力で描いてみる!

サッポロ一番の公式チャンネルに登場した日向坂46の上村ひなのさん。

アイドルっぽいポーズで、ウインクした後のワンシーンを描いてみました。

こみちの場合、似顔絵と言っても特徴を見つけて誇張して描くというよりも、雰囲気をどう伝えられるかをポイントにしています。

顎下に両手を置き、画面に向かって微笑む上村ひなのさん。

顔だけを描く時とは違い、腰から上まで描くので、肩幅や腕の長さなど、意外とバランスが崩れると背丈まで違ってしまい、印象が全く別物になります。

そうならないように、腕や肩のバランスにも注意してみました。


シンプルな物を描こう!

 イヤホンケースを描きました!

昨日、テレビ番組で、色鉛筆画を芸能人の方々が描いていて、その完成度の高さに驚きました。

特にデッサン(下絵)のクオリティーです。

絵を描く時に、上手いか下手かの最初の目安はデッサン力だと思います。

さらにその上の「芸術家」「クリエイター」と呼ばれる人は、個性を考えるようになるでしょう。

趣味で始めた時に、その好きな物を描くのに慣れると、人は短期間で上達します。

しかし、美大受験でも課せられるようなデッサンは、苦手に感じる人もいるでしょう。

理由があるとしたら、自分の描く線の意味を理解しているか否かではないかと思います。

ある意味、トレースやグリッドを使えば、下絵をより正確に写より、あとは「塗り絵」と同じ感覚で描けます。

つまり、ある完成度の絵を描く時に、「塗り絵」部分は器用ならすぐにできてしまう感性の領域です。

一方で、下絵の質は、技術そのもので、時間を掛けて反復練習するしかありません。

そう考えた時に、プレバトに出演されている芸能人のデッサン力がとても高くて、本当に芸能人は何でもできる人たちだ」と感心させられました。

テレビ番組とは別に、たまたま何を描こうかと思って描いたのがイヤホンケースだったのですが、シンプルな形状故に、描き甲斐があると思います。

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