タロットカードを覚えよう!【STRENGTH】

 大アルカナ8番目のカード【STRENGTH】

最高時速300キロで走れる車なら、街中で敵なしと思うかも知れません。

でも実際は、300キロを出したりすれば「スピード違反」になってしまいますし、周囲とかけ離れた速度を出せば、極めて危険性の高い行為です。

つまり、物事の優劣を決める時、確かに指標として「スペック」も有効です。

しかし、限られた環境に於いては、それ以外にも関係してくるポイントが多分に含まれます。

言うなれば、理論値と実際の違いとでも言えるでしょう。

大アルカナ8番目のカード【STRENGTH】も、そんなことを考えさせてくれます。

このカードの紙面を見ると、ライオンのような猛獣とか細い女性がいます。

獰猛なはずの猛獣ですが、女性の前ではどこか大人しく、見ようによっては可愛らしく懐いているようにも思えます。

これは腕力というスペックだけで、両者の関係、優劣を決めることはできないことを表しています。

つまり、この世で起こることには必ず相性があって、一見すると共通点などないように見える場合でも、両者がとても親身な関係になり得たり、はたまた実は片方がずっと我慢していたなんてことが起こります。

占いをする中でこのカードが正しい向きで現れた時には、問題となる事がらの本質や核心を理解していると読み取ることができます。

逆に、カードが逆さまになった時には、問題の表面しか見ていなかったり、今は見えていない隠された重要事項が今後現れてくるかも知れません。

一歩下がって見て分かること。がむしゃらになり過ぎて、ひとりよがりになっているなど、カードの向きによって、事実との関係性を判断することができるでしょう。


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