「カーフキック」が注目された堀口恭司選手の名試合

「 カーフキック」とは?

「カーフキック」とは、ふくらはぎに足蹴りする技のことです。

格闘技の試合では、「ローキック」という言葉を耳にしたことがありますが、「カーフキック」もまた「ローキック」に含まれるキックとなります。

しかし、相手選手と対面した状況で、相手の太ももを狙う「ローキック」に比べて、ふくらはぎはとても狙い難い場所ではないでしょうか。

膝を折り曲げれば簡単にかわせますし、その度に相手選手は回し蹴りを無駄にすることになるからです。

また、足もと狙うので、それをいかに見抜かれないようにフェイントするかも大切です。

選手中には、相手に「上方向」を意識させる目的で、顔などに「見せパンチ」を繰り出し、その後にカーフキックへと繋げることもあるそうです。

堀口恭司選手が見せた「カーフキック」とは

2020年の大晦日に行われた試合で、堀口恭司選手は相手選手を「カーフキック」で撃破しました。

試合開始から、互いに間合いをはかりながら、軽快なステップワークを披露していた矢先、堀口恭司選手がいきなり飛び込むように相手選手のふくらはぎを仕留めました。

たまらずバランスを大きく崩した相手選手ですが、その時はまだよく見る「ローキック」という印象で試合を観戦していたくらいです。

ところが、そんな試合の流れで、堀口恭司選手hs幾度も「カーフキック」を決め込み、ついには相手選手の動きがおかしくなり、蹴られた左足を引きずるようになったのです。

もちろん、それが「カーフキック」の威力とは知らず、でもコツコツと何度も打ち込んだ蹴りでダメージを受けたことは分かっていました。

結果、相手選手の得意な打撃を被弾することもなく、圧勝という印象で試合を終えます。

YouTube でも

衝撃的な試合の結果に多くの人が「カーフキック」に興味を持ったのでしょう。

空手やキックボクシングなどの経験者が、自身のチャンネルで「カーフキック」の解説動画をアップし始めます。

こみちもそんなチャンネルを渡り歩き、そして再び堀口恭司選手が行った「カーフキック」の凄さに気付かされます。

何より、今回のイラストで描いたシーンで、画面右側の黒いパンツを履いた選手が、飛び込むように踏み込んでいるのが分かるでしょうか。

少しでも、堀口恭司選手の凄さを伝えられたらと選びました。

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