大アルカナ7番目の【THE CHARIOT】とは?
日本語では「戦車」と名付けられる【THE CHARIOT】。
このカードの特徴は、中央に立つ青年と、その両下にしゃがみ込む白と黒のスフィンクスたちです。
こみちとしての解釈としては、勇敢な青年が二頭のスフィンクスを上手にさばけるが試されているカードを思っています。
つまり、二頭がバラバラの方向に進んだり、同じ方向でも足並みを揃えなければ、彼が乗る車は真っ直ぐに走りません。
そこで、白と黒のスフィンクスをいかにして手なづけられるかがポイントとなります。
さて、青年にとって、異なる色をしたスフィンクスは何を表しているでしょうか。
理想と現実?
表と裏?
正論と本音?
いろんな解釈ができますが、物事を的確に進めるためには、いろんな解釈や意見を取りまとめる必要があります。
もしも、思春期を迎えた青年だとすれば、子どもの気持ちと大人の気持ちという風にも言えるでしょう。
何事も無邪気で純粋に捉えていた子ども時代から、時には相手を陥れようとする大人同士の駆け引きも知り、その狭間であっても「信念」を貫こうと試みる姿は、人生の成功を前にしてよく問題となる場面です。
つまり、このカードが占う中で現れた時は、精神的、肉体的、金銭や情など、人間関係で起こり得るさまざまな問題を上手に乗り切ることを教えてくれるでしょう。
正しい向きであれば、その計らいが一定水準以上に上手くいっていて、逆向きであればどこかこだわり過ぎることがあるために全体としてのまとまりに欠いた状態だと判断します。