「Perfume」を代表する曲と言ってもいい?
「レーザービーム」を熱唱しながら、3人のダンスは一瞬も連携を崩すことはない。
しかし、機械的なシンクロではなく、生身らしい「熱」がある。
まさにそれは曲のタイトルにも使われた「レーザービーム」のようなフォーメーションなのだろう。
いつだったか、テレビ番組でPerfume の3人が、ダンスの先生に指導されている様子を放送していた。
興味深く感じたのは、ダンスが得意なPerfumeなのに、見本を示す先生のダンスはさらに繊細でキレがある。
そして、Perfume はダンサーチームではなく、歌い手でありダンスでも表現する人たちだと伝える。
当時は「そうなんだ」と、説明を言葉のまま受け止めていた。
しかし、今にして思えば、彼女たち3人が持つ「魅力」があってこそ、歌もダンスも価値を成す。
もう単純に「ダンスが上手い」では、あれほどのパフォーマンスは生まれないのだろう。
だからこそ、ダンスの先生は技術的に数段上で、指導者としての立場を心得ている。
3人が歌う「レーザービーム」に聴き入る観衆との一体感を見ていると、天性の才能に恵まれた「選ばれし者たち」だと再確認できた。
そんな訳で、今日の一枚は「Perfume」を選んだ。
しかしあえて描き込み過ぎないように、適度に平面的にすることで、だからこそ大観客の一人となった姿を想像して欲しい。