描く楽しみはそれぞれだけど
最近のこみちは、見た目を描くことよりも、その場の雰囲気や状況を伝えられる場面を描きたくなる。
以前から好きな曲として、King Gnu さんの『愛燦々』があるけれど、この曲のMVもまたクリエイティブで好きだ。
引き(全体の関係性がよく分かるアングル)ではなく、かなり大胆なくらい寄って、顔だけが映し出される。
後になれば、自転車に乗っていることも理解できるのだけれど、まだその時点では大写になった顔だけが画面からはみ出して、上下に動くのしか伝わらない。
しかも、時折り表情が険しくなったり、視線があちらこちらに動いたりで、何か緊迫感が伝わる。
言葉にすると、そんな感じになる情景を、映像ではある意味でサラッと伝えてくれる。
King Gnu さんの曲を聴いた時の気持ちをどう「絵」として再現できるだろうか。
そんな思いもあって、今回はその冒頭シーンを描いてみた。