東京03の人気コント「開店祝い」より
イラストを描く時、単体だけを描くことも多いはず。
でも、風景的なワンシーンを描くことができると、伝えたい情報がかなり増えます。
右のイラストは、東京03の三人が「開店祝い」というコントを披露しているシーンを描いたもの。
カラフルなテーブルの上に赤色のコンポがあって、それを修理した豊本さんがCDを再生してみたシーンです。
脇には飯塚さんが手を合わせて祈っていて、さらに後方で角田さんも手を合わせているのが見えるでしょう。
東京03のコントはネタとしても深みがあって、映画やドラマ、小説のようなドラマ性もあるのですが、イラストを描く上では、3名の描き分け、それぞれの体格や仕草、さらにその場面の雰囲気などと、テーマや課題できるポイントがあります。
舞台の広さや奥行き感にも言えますが、描いたものの存在感が描けることは重要だと思います。
焦点距離が無限に近い、水平線と空のような構図もアート的な魅力がありますが、日常的なスケール感を表現できると、例えば店舗のインテリアやデザインにも転用できます。
一昔前なら、一般的には二点透視図法を使って機械的に描くこともありますが、より見た目に近い印象を与えられる意味ではイラストでの表現も添えられると意図がより鮮明です。
とは言っても、最近では3dによる再現も簡単ですから、イラストによる画力がどこまで求められているのかは少し疑問も残ります。
ただ、AIによる自動化が進んだとしても、自身である程度描くことができれば、それに越したことはないでしょう。
思えば、見たままを描くことに取り組み、東京03のコントシーンをいくつも描いて来ましたが、その意味ではもうこみちが自主トレとして取り組む必要性は無くなってしまったようにも感じます。
もっと別のテーマを描いてみたい!
最近、YouTube に掲載する動画も、縦長構図を使っています。
それは、従来の動画ではなく、ショート動画(1分未満)を見越しているからです。
もう少し場面展開などを予定しているなら、従来の画角でいいのですが、ワンシーンだけを描くならショート動画の面白さがあります。
その意味では、面白味のあるアングルで、描いてみたいと思いますし、例えば先日掲載したトマトを乗せた料理みたいに、イラストで描くには骨が折れる場面なども含めて、描くモチーフの幅を広げて行きたいと思います。
今後も細々と、好き勝手に描いて行くとので、良かったら暇な時にでも覗いてみてください。