髪をどう描けばいいのか?

 線画と着色画の違い

こみちは、「絵」をメモと考えて来ました。

誰かに見せるためではなく、「メモ」する手段の1つと思っています。

だから、大体は「線画」でことが足りていて、色づけするということをして来ませんでした。

実際、今使っている「PROCREATE」がなかったら、こんなにも着色画は描いていないはずです。

色づけできることで表現の幅は広がりますが、同時に描く上での技法も変化します。

今回は「髪」をテーマにしたのですが、髪の毛一本ずつを正確に描写することはできません。

つまり、どこかで省くという作業が必要なのです。

ある人は、「前髪」「トップ」「サイド」「後頭部」「襟足」など、ブロックで捉えるかも知れません。

この方法は、線画でもよく使います。

一方で、こみちは「レイヤー」的な手法でも描いたりします。

とても簡単に描いたイラストで申し訳ないですが、頭皮に「焦茶色」を塗り、さらに暗い部分は「黒」を差し入れます。

その上に1枚ベールを被せるイメージで、「茶色」さらにもう1枚重ねて「明るい茶色」、その上にハイライトの「白」という具合に、まるで地層のような感覚で色を重ねていきます。

右のイラストは、ちょうどレイヤー(層)ごとにずらして重ね具体を示したものです。

塗り重ねた色数が細かいほど、リアルなっていくはずです。

このイラスト自体は、時間を計っていませんが感覚的には10分くらいで描いたものなので、5層くらいになりました。

髪以外に、肌や洋服も同様にレイヤーで分けて行くと、30とかになってしまうこともあります。

まぁ、そこまで精密に描くこともないので、途中で合成したりして、レイヤーを増やし過ぎないように注意しているのですが。

でも、面白いもので、「髪」がリアル描けると、全体の質感も上がるように思うので、自分なりの工夫をしてみると面白いですね。

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