似顔絵を描いているだけで満足ですか?

 「似顔絵」を描く?

こみちの似顔絵書きは、学生時代からの趣味でした。

教室の教壇に立つ先生を見て、ノートの隅っこにせっせと描くのです。

その頃は、模写ではなく、似顔絵。

見せるのはクラスメートなので、「プププ」と笑ってくられたら合格でした。

YouTubeチャンネルで「似顔絵」は…

「似顔絵」を描いたり、描き方のコツを紹介したりしているチャンネルを見かけます。

しかし、残念ながら、他のチャンネルと比較しても十分な集客に繋がっているのは数えるほどしかありません。

さらに言えば、「似顔絵」という売り方よりも「絵師」というワードが前面で出ていたりして、似顔絵書きは求心力に乏しいのでしょうか。

考えられるのは、アプリを使えば絵心が無くても写真を簡単にイラストちっくにできてしまうこと。

アプリで10秒の作業に対抗できるかがスタートなのです。

それこそ、似顔絵書きをするなら昔ながらのアナログ書きが条件かもしれません。

しかも数をこなして、また短時間で仕上げるなら、目鼻口をパターン化して、量産型に特化しなければいけません。

以前、知り合いから一枚500円で似顔絵書きをしてみたら儲かりそうだと言われたことがあって、でも実情としては時給換算で500円も行かないでしょう。

「似顔絵」の限界値

似顔絵書きで多いのは、サンプルとして描いたような澄まし顔か笑っている顔。

どちらも似顔絵のモチーフとして一般的です。

素早く仕上げるなら真正面が鉄則でしょうし、画力に自信があるなら斜め方法や定番意外の表情を盛り込むことができます。

例えば似顔絵と言っても「顔」だけとは限りません。

似顔絵の生命線は「クセ」ですから、立ち方や歩き方などにもその人らしさが現れるからです。

しかし、路上などでも似顔絵屋をされているサンプルに、あまり動いている時を描いているものは見たことがありません。

というのも、動作が入ると顔だけの似顔絵よりも格段に難しくなりますし、動き方のクセを瞬時に見抜いて描くのはそれなりの画力がないと難しいからです。

プラスを考える!?

もしも似顔絵書きが好きで、できればこれを商売にしたいと考えるなら、「プラス」が不可欠です。

プログラミングスキルがあるなら、アプリを作ることでしょう。

またふかん図などを描けるなら建築物の完全図や公園やテーマパークの案内図を目指してもニーズはありそうです。

文章力があるなら、街に出てスケッチし、それと面白い文章を組み合わせても活路が開けるかもしれません。

いずれにしても、単純に「似顔絵」を主体に描くだけでは、昔ながらのプロは別としても、これからビジネス化したい人にとっては厳しい状況になりそうです。

老後の趣味として、散歩中にサラッと描くのも良いと思うのですが、やはりビジネス化への希望は捨てたくないでしょう。

ちなみに、線画だけで動きを表現する試みに挑戦したものがしたの動画です。

興味があれば、ご視聴ください。




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