人物画を描く
みなさんは人物画は得意でしょうか。
ふつう、正面画から始まり、やがて真横、さらに斜めから、最後は下からという具合に、描くアングルが変化していきます。
マンガ絵のようなベタ塗りが多様されるイラストの場合、理想型を見つけることで、一気に画力が向上しますが、それは見せ方に慣れることも要因でしょう。
一方で、絵画的には表情や年齢、内面の具現化など、表面的な凹凸ではなく、固有の特徴に関心向けられます。
つまり、マンガ絵のような理想型を目指したりはせずに、その人らしさを描こうとします。
前回、三重野慶さんの作品で勉強させていただき、気づいたポイントを取り入れて描いたのが今回の一枚です。
いきなり大きな変更点はないのですが、「存在感」をより意識しながら描くことができました。
精度としては、あと2段階くらい上げられそうですが、現状でも十分に手答えを感じことができました。
特に肌質については、赤色から黄色、緑色までを含めて描いていますが、表面的な色彩を追うのではなく、肌を層と考えて塗ることで再現したことも新たな発見です。
今年もまたボチボチですが、投稿して行きますので、良かったお付き合いいただけると幸いです。