描くという行為
みなさんは、何歳の頃から描いていますか?
こみちの場合は園児だった頃からでしょうか。
よく覚えているのは、「ミツバチ」を描いた絵で、親が「これ、こみちが描いたの?」と言って「そうだよ」と答えた時に別の紙にもう一度描かされたことがありました。
三歳とか四歳にしては上手過ぎたのでしょう。
小学生の時も、学校の写生大会で茶色だけで風景画を描いて再度描き直しさせられたり、印影だけで京都の五重の塔の風景画を描いていたりと、思い起こせば「絵」との関わりは親身でした。
学生時代はバイクが趣味で、学校が長期休暇になるとツーリングに出掛けてはスケッチ旅行をしていました。
当時は今よりもずっと画力がなくて、鉛筆画や水彩画ばかり描いていました。
社会人になって、あまりバイク旅ができなくなって、小さなスケッチブックを持つようになって、もう水彩画はやらなくて、線画だけの簡単な絵ばかり描いて来ました。
当時住んでいた家から会社までの風景を、その場で5分とか10分くらいで簡単に描き取る感じで、街並みや駅のホーム、ランチで食べた料理など、文字で書き残す感覚で気になるものを描きました。
その頃はまだ「形」を描くことにこだわっていて、雲や暗所など、色の境が曖昧なものが苦手で、多分鉛筆画が多かったからもありますが、単品が多かった気がします。
そこからサイズ感とか距離感、空気感を描きたいと思うようになって、さらに今は「心情」や「雰囲気」を共通の意識してテーマにしています。
ライフワークというとなんだかカッコ良く聞こえますが、本当に「描くこと」しかできないんです。
それくらい、描くこと以外は長続きしませんでした。
決して上手くはありませんが、ボチボチと描いているので、よかったらまた覗いてみてくださいね。