やはり「女性」を描くのは難しいという話

「描くこと」で気をつけていることは

絵を描く時に心掛けていることは、「見たままを描く」こと。

なのでモチーフを見る時も、下書き段階では水平や垂直に対してどれだけの角度で傾けているのかを見抜くこと。

さらに着色段階では、明度や色相、彩度をRGBに置き換えて、ピンポイントで色味を観察します。

しかしながら、人間の眼は錯覚を起こしやすく、例えば水平も垂直も簡単に間違えてしまいます。

よくあるミスが目の前に広がる景色を全て描こうと思ってしまうような構図になった時。

カメラでいう超広角レンズでやっと撮影できるような構図は、少なくともこみちには追い切れません。

安全なのは、角度では60度くらいまでで、真っ直ぐにモチーフを見て全てが視界に収まる構図であること。

しかし、そのような構図で屋外スケッチする時に困るのが、視力の悪さから来る観察不足問題です。

「化粧」という錯覚

悪い意味ではなく、化粧をすると顔の骨格さえ見誤ります。

顔の縦横の比率は、髪型でも惑わされますが、意図的に施された顔表面の色味の変化で、凹凸や丸みを間違えます。

上から辿った線と下から起こした線が、想定される位置で交わらず、別の位置どりから再確認しても、さらに交点となるポイントが僅かに合いません。

それは、化粧によって錯覚するからで、丸顔だと思い込んでいたら、面長だったというようなことが女性を描く時に起こります。

また男性と比較して、女性のファッションは骨格を感じさせたりさせなかったりと上手く誤魔化されので、シルエットを追う時でも身長やサイズ感の点で男性とは異なる難しさがあります。

また、男性に比べて、女性の顔はトップライトの色味から比較的暗い部分までの変化が緩やかで、色調の変化がとても繊細です。

その辺りも含めて、画力の乏しいこみち実力ではまだまだ「女性」をしっかりと描くことができません。

ただ最近は東京03の面々を積極的に描いていますが、合間を見て「女性」を描くことにも取り組んでみたいと思っています。

そのためには、苦手な「化粧」以外に、「髪」の描写も不可欠なので、課題がかなり増えます。

ボチボチとマイペースで、今後も取り組めたらと思うので、また描いた際には報告させてもらえたら嬉しいです。

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