大アルカナに含まれる22枚のカードを覚えたら
タロットカードを使う占い師になるなら、カードの意味や占い方をもっと本格的に学んだ方が良いでしょう。
しかし、カードの特性を活かしてアイデアや悩みを解決する糸口としたいなら、それほど占い方を気にしなくても楽しむことができます。
例えば、その日の気分で一枚選ぶ。
タロットカードは「共感」のカードですから、その日に合った一枚を無意識に手にしているはずです。
逆に精度が悪い場合、そこには邪念や迷いが含まれていて、本来気づくべきことを自分が拒絶していないか考えてみましょう。
カードはとても優しくて、出て欲しくないと思っていると正しい結果は出てきません。
「教えて欲しい」「知りたい」という気持ちになって、一枚を選ぶことがポイントなのです。
ケルト十字法
ケルト十字法はとても扱いやすい占い方です。
こみちのような初心者であれば、この占い方だけでも十分に思えるほどです。
簡単に占い方を紹介しておくと、22枚の大アルカナを表が見えない状態で床に伏せます。
願いたいことを具体的にイメージしながら、カードにその気持ちを伝えます。
混ぜ方が「共感」を呼び寄せるので、ここで邪念や他のことに気を取られないように集中しましょう。
そして、十分に混ぜ終えたら、全てのカードをきれいに束ねます。
整える際にはみ出したカードも、天地を気にせずに回して全てが揃った状態を作ります。
さらにこみちの場合には、カードを数回切り、3つのブロックに分けて床に伏せた状態で起きます。
そこから、自身の直感でまた1つに束ねて、カードを数回切ります。
イラストに示した通り、先ず【1】になるカードを床に伏せたままで置きましょう。
さらに【1】に対して横向きで【2】を置き、【3】から【10】まで全て伏せたまま配置します。
ここからは【1】からめくりながら、「占いたいこと」に対するメッセージを読み解きます。
【1】のカードが示すのは、「今」です。
課題や問題点、注意点に気づいて欲しいとカードが伝えています。
【2】のカードが示すのは、【1】に対するさらなるポイントです。
このカードのみ「ただし向き」でメッセージを読み解きます。
【3】では、背景やベース。【4】には「今」を前後する事がらの変化。【5】には近く起こり得ること。【6】には未来像と続きます。
【7】には、自身が感じている問題解決の困難さ。【8】周囲からの評価【9】自身が描く希望と続きます。そして、【10】にはその問いかけの最終結果が示されます。
つまり、成功や達成を予感させるカードが【10】に正しく置かれていたなら、紆余曲折があったとしても最後は「叶う」と言えるでしょう。
一方で、この【10】に反省や見直しを予感させるカードがあれば、【1】から【9】までの流れを詳しく分析します。
今が悪いのか、それとも途中で悪くなるのか。周囲から賛同されないこともあれば、自身が乗り気ではないことで上手くいかないことも分かるでしょう。
機会があれば紹介しますが、13番目のカード「死神」を見て、絶望感を抱く人がいるかも知れませんが、このカードの主たる意味は「幕開け」とか「新しい時代」です。
裏向きに読み取れば、「見切りをつける」とか、「悪習を断ち切る」ということで、これまで続けて来た行為の中で、今の自分に合わなくなったことがあるというメッセージです。
タロットカードを手に入れよう!
タロットカードはいろんなところで売っていますし、解説本も書店に並んでいます。
またネット通販でも購入できるので、気になる方は初めてみてはいかがでしょう。
ポイントは、「このカードが良い!」と思えるものを選ぶこと。
というのも、タロットカードはカードとの相性が全てなので、自分が良いと思うカードは、相性も期待できるからです。