ホロスコープを理解する
前回、鏡リュウジ先生の本に出会い、「占星術」の世界を初めて覗くことができました。
本当にざっくりと読ませていただいたのですが、主題としては「占星術とは何か?」に対する答えを探そうと思っていたのです。
そして、「ホロスコープ」が重要な役割を果たし、それに関係している星座、惑星、ハウスのそれぞれを理解する必要があることもわかりました。
そこで、もう少し理解したことを紹介することにしましょう。
ホロスコープは、円形のちょうどダーツの的の似た図形です。
そこには星座を最も外側に、中心部には12区画分かれたハウスが1から12まで記され、その中間には太陽や月など10種の惑星が描かれています。
前回の時点で、そこまでを理解したつもりですが、いくつか疑問点が残ってしまいました。
その一つが、描かれた「ホロスコープ」どうやってできるのかという原則的なこと。
その答えが、占いたい人の生年月日と出生時間から導き出されると分かり、その疑問も解消できました。
惑星それぞれを「動詞」星座を「副詞、形容動詞」として扱うことも理解したので、ホロスコープに描かれた惑星とそこに接する星座を使って、一つのメッセージとして読み解くことができます。
また、ハウスには12の区画があって、言うなればその人に関するテーマが割り振られています。
特に1ハウスは、その人の外見を特徴づける項目とされ、人柄を見定める要にもなります。
実際にホロスコープを使って占ってみた!?
鏡リュウジ先生の公式サイトを訪れれば、簡単に自分のホロスコープがわかります。
いわゆる自分の星座に「太陽」があって、自身の人格を教えてくれるでしょう。
また、ホロスコープで惑星が多く集まる場所は、貴方という人間をより特徴づけるポイントでもあるので、その内容を本で調べてみました。
何となく理解している知識だけでは読み解けない部分に気づき、なるほど占星術の奥深さに誘われるのも分かります。
「鏡リュウジの占星術の教科書Ⅲ」を最初に使っていましたが、同シリーズのⅠとⅡも読んだ方が良いです。特にこみちのような初心者は「Ⅰ」から始めた方が分かりやすいでしょう。
そもそも占星術に関心を寄せた理由
例えばタロットカードによる占いが成立する理由は、「意味あって選ばれたカード」という事実を肯定するが故です。
カードをシャッフルし、一見すると偶然に重なったとも言えますが、それだって何らかの原因があって得られたと考えます。
つまり、少し大胆なことを言えば、占いたい人を取り巻く環境がカードに反映されればされるほど、占い結果は真実に迫ります。
カードを混ぜる段階で、邪念が入り、カードの配列に余計な影響が増えるほど、占いは真実から遠ざかります。
では占星術の場合はというと、それがホロスコープにあって、出生の日時や時刻によって導かれる配列がより正確なほど、占い結果も意図したものになります。
例えば双子を占った場合、日時はもちろん時刻もかなり近いはずです。
つまりホロスコープの配列も似ているはずで、運命としては近いものとなるでしょう。
しかしながら、特に惑星は常に動く存在ですから、ほんの数分差だとしても、厳密には星座との関係において少しは異なる影響を受けます。
時にはその人の人格を決める何かが変化し、生きる上での特徴や考え方に違いが生まれるかもしれません。
まだ占星術に触れて数時間程度でこのような結論を導くのは早いとも思いますが、ホロスコープというものが占星術で大切なものとされ、そこから様々な関係やメッセージを読み取るという意味を理解できたことは有意義な体験となりました。
今後も、占星術について掘り下げてみたいと思いますし、自分自身のことを知るきっかけに繋がればと思います。
鏡リュウジ先生の著書に触れられたことで、知らなかった世界に一歩踏み出すことができました。