久しぶりに描きたいと思ったモチーフ
今回描いたのは、XGのジュリアさん。
斬新な構図ではないけれど、立体感や透け感を描けるモチーフなので、現段階でどこまで再現できるのかを試してみました。
まだ機械的な描写になっている気がするのですが、とはいえ現状を知るにはいい機会になりました。
はっきりしないエリア
例えば、アスファルトに打ち付ける雨を描こうと思った時に、「水滴」の描写ができなければそもそも成立しません。
これと同じで、今回の場合、横顔の描写とベールが描けないと他に逃げ場のない構図です。
以前までは、「形」を追うようなモチーフが中心だったのも、逃げ場が多くて誤魔化しもできるからです。
しかし、本当に描きたいものを描こうとすると、似顔絵も似せることで終わってしまうとこみちの場合は未完成で、やはりその場の雰囲気まで描けるのかが課題だと思っています。
つまり、「横顔」に関しても、「誰なのか?」という一面もありますが、「どんな表情なのか?」という視点も生まれます。
無表情の横顔を描いて、それが誰なのか分かることを最終目標にしていないので、「ジュリアさんっぽい」と感じてもらえるかが最大の目標です。