ふと描いてみたくなって、このシーンを描きました。
雰囲気が少しでも伝わっていたら嬉しいです。
頑張っている人を見ていたら、応援したくなりますし、勇気をももらえますよね!
今回描かせてもらったのは、こんなシーンです。
描く上でテーマが変わったと思えるのは、それぞれの「似顔絵」を描くのではなく、表情筋を使って表情豊かに戯けるシーンにチャレンジできたこと。
さらに言えば、直立しているのではなく、それぞれが絶妙に体のバランスを崩して、表情をつけてポーズしてくれました。
お二人が視線の先に何を見ているのか、気になりますよね。
今回描いたのは、XG CHISAさん。
パフォーマンスしているシーンではなく、ファンからの手紙を真剣な眼差しで読んでいるところ。
喜怒哀楽のような感情を描写したいのです。
満面の笑みのような感情ではなく、日常的な場面で見つけた表情を追いたいのです。
IN THE RAINのMVで使われていたシーンから描いてみました。
とってもレトロな雰囲気で可愛いくもかっこよくもあります。
ストールを被ったJURIAさん、いいですよね!
今回は前回の別カットです。
肌のトーンを原画に合わせたくて、色味だけではなく、明度も合わせたくて時間を掛けました。
方向性が合っていたら、もう少し描き進めるとあるタイミングで急にリアリティが出て来るはずですが、現段階ではそこまで近づけませんでした。
原画に比べて、描いた絵はどうしても中間色が弱く、滑らかな階調にならないことで、思っているような仕上がりにならないのかもしれません。
実はこの「壁」、昔にもチャレンジしたことがあって、その時も答えが見つからずにそのままになっていました。
軽い気持ちで描くことを楽しんでいますが、段々と微妙な領域に進んでしまっているかもしれません。
ただ、このこだわりは、上手く乗り越えられると、一気に作風が変わるくらいの変化なので、今回は答え探しを焦らずに、しっかりと楽しんで行こうと思います。
そんな、ご報告でした。
上の一枚が最近、youtube にアップした絵です。
最近、ARTが何なのか、分からなくなって来ました。
厳密には思っている理想は変わっていなくて、でも世間的な感覚とズレているのではとも思うのです。
ザックリといえば、「上手い絵」ってあまり必要ではなくて、その理由は写真との差別化からです。
まして、AIを使えば、もう映像されも簡単に作れてしまうので、結局は「人がしている」ことに価値も持たせることがポイントに思います。
数あるシーンの中で、なぜにここを選んだのか。
描くこと以上に、選んだ意味に価値があると思うんです。
例えば今回のこのシーン。
角田さんが笑っています。
つまり、描くのは、「角田さんであること」と「笑っていること」です。
そしてもう少し紹介すると、「その笑顔」に価値があります。
これが、にっこりと笑っていてもダメで、笑っている表情ではなく、この笑い方に意味があります。
それをお伝えするための画力が必要で、そうなるためにさまざまな練習行程が出て来ます。
例えば、AIに「笑っている角田さんを描いて」とお願いし、写真同等の品質で描くことができたとして、でもそこに「あの笑い方」を感じなければ、笑っていることは伝えられても、あの雰囲気を伝えることはできません。
経験を活字に起こし、それから描いた絵は、何度もフィルターを通すことで画一的になります。
でも何となく言葉にはできないけれど、感じている想いがあって、それを表現したい時には、活字に起こすのが困難です。
言い換えれば、それを言葉でお伝えするには「小説化」しなければいけないかもしれません。
伝えたい感情が、言葉にもできることなら、もしかするともう人間が関わるアートではないのかもしれません。
もちろん、画力向上の練習としては必要ではありますが。
以前から、HINATAさんを描くのに苦戦しています。
というのも、彼女特有の雰囲気を感じていますが、どうしてもその雰囲気に近づけないからです。
目や鼻など、何度も観察してどこが違うのか、くまなく探しているものの、今の観察力では発見できません。
こみち自身、今後も「絵を描いていきたい」と願っていて、いつか職業にできたらと思ってもいます。
器用なタイプではないので、コツコツと続けることしかできませんが、諦めずに頑張ります。
ではでは。
最近、心掛けているのは、女性の肌質をどう表現すればいいのかということ。
そのためには、いくつかのステップがあります。
最初は、対象物の形を正確に捉えるために、花などの静物がオススメです。
なぜかというと、少しくらい形が不正確だとしても、雰囲気だけで見る人にからです。
そこから車など、ある程度形を正確に捉えなければ、車種を伝えることはできません。
なので、「どこかにある車」ではなく、「どの車種なのか」まで描けることが目標でした。
人物画は、それらをクリアして望むステージだと思っていて、さらに言えば男性の方が描きやすく、女性を描くことはとても難しいです。
その一つには、男性向けの色彩と女性向けの色彩は好みがかなり違います。
つまり、男性である描き手が女性を描く時に、色彩の違いを知らなければ、どうしても女性の持つ雰囲気を再現できない可能性があります。
実際、今回チャレンジした「JURIA」さんに関しても、肌の色は似た色を何色も使っています。
この微妙な変化を再現できるようにならないと、どうしてもリアルにはなりませんし、どこか絵っぽい感じが強まります。
どんな風に描くともう少し実在する女性として描けるのか…。
そんな試行錯誤に向き合って描くことを楽しんでいます。
目指したい領域があって、この時もこの先に「それ」があると感じていて、また描くことが楽しくなって来ました。
画力は急に成長するものではありませんが、段階的に描ける広さや深さが変わることもあります。
この頃、そんな兆しも感じていて、今回の一枚からも少しですがそれを伺わせてくれます。
もう少しで、ガラッと変化するかもしれません。
一気に画力が向上するような気配を感じるからです。
画面の隅々まで全力で描いたというよりも、目指している感覚に近づいた部分があったことと、今回はまだそこまで得られなかった部分があって、それらが整ってくると画力が一変すると思うのです。
ジワジワと上手くなるタイプではなく、階段的に段階を経てできるようになるタイプで、その意味ではもう少しでまた新たな領域に届くかもと思ったりしながら、その開花を待ち望んでいます。
自身が投稿するものが「描いた絵」なので、オススメされる記事も段々とそれになってしまうのでしょう。
描くことが好きで、これはずっと続くものに変わりなくて、やめるとか続けるということではなく、「あっ、この場面忘れたくないかも」と思った時に描きたい衝動になります。
そして、今回そう思った場面が、右の一枚。
触れた瞬間ではなく、触れそうな瞬間だからいいと思っています。
近づくことで、肌に相手の体温が感じられて、目を閉じていても近いことが五感でも感じとれて、「今、触れるかもしれない」と期待とときめきがあって…。
形を模して、色をつけることが絵を描くことなのかというと、そうではなくて、絵を見た時に見た人の過去の経験や想像にどこまで近づけたのかではないかと思うのです。
なので、例えば雪が積もる北国の駅前の景色とか、それはそれで味がありそうなことは分かるのですが、今のこみちが描いてみたいのかと言うとそうではないんです。
よく通勤中に電車内の乗客を毎日のようにスケッチしていましたが、残っているスケッチブックを見返すと形ばかりを気にしていて、今とはまた違う思いで描いていたのだと感じます。
どうすることが正解ということではなく、何をどう描きたいのか、それをどう描くことで伝えられるものになるのか、今はそんな気持ちで描くことを楽しんでいます。
今回の一枚もまだまだだなぁと思いつつ、でも、ここまで描くことができるようになるまでも、たくさんの失敗をして、またチャレンジしてを幾度も繰り返しての今だったりします。
伝えるだけなら、「画像」でもいいはずで、「描く意味」は描き手の思いが場面に少し乗ってくるからでしょう。
それこそ、完コピが最終目標なら、技術力を上げるだけでいいのですが、描く意味を考えると、どう感じるのかという感性も養わないと絵は上達しないと思います。
この一枚、どうでしょうか?
HARVEYさんらしさが上手く伝わっていたら嬉しいです。
兎にも角にも描くことが好きで、実力よりも少しれべの高いモチーフに出会った時に、あれこれと工夫しながら描くことが楽しいんです。
そんな中で、新たな発見もあって、例えば今回の一枚を描いた時にも起こったのですが、「だから、描くのって楽しいんだよなぁ」と思ったりするのです。
右の絵はスポットライトを浴びたシーンですが、光の描写はいつも不思議です。
というのも、描いていない部分でさえ、いつの間にか脳が見えない部分を補うことで、意味ある形として認識しようとするからです。
youtube のこみちチャンネルの方には、この絵の制作シーンを掲載しているのですが、途中で急に見え方が変わるタイミングがあって、その瞬間が面白いと感じます。
XG JURINさんです。
視線がとても印象的で、このシーンを描いてみたいと思ってチャレンジしました。
今年も好きなシーンや気になったシーンを描いて来ましたが、これで一応描き納めです。
来年もまたボチボチですが描いていきますので、良かったらお立ち寄り頂けたらと思います。
今年もありがとうございました。
そして、来年もよろしくお願いします。
絵を描くことを楽しむために、描画力を高めることも必要ですが、それ以外にも「アングル」に着目するのもありです。
例えば「花」 を撮影する時、歩いて立ち止まって眺めるいつものアングルではなく、しっかりと屈んで下から空を見上げるような方向から眺めてみるとまたち違う表情が見つかります。
今回は、まさにそんなアングルの変化を楽しむ一枚だと思います。
このシーンは、XGのCOCONAさんが撮影中にマスクを手にして休んでいたところです。
これが被写体と同じ目線になってしまうと、特に面白いシーンではなかったかもしれません。
しかし、ふと見つけたような意外さが加わることで、よりシーンを興味深くさせてくれます。
今回は画面の大半が顔になる構図です。
ここまで大きいのは、自信がなくて描けませんでした。
でも、髪の描写と、右目にピントが合っていて他がボケている描写をどこまで再現できるかチャレンジしてみました。
難しいシーンは大変さもありますが、やっぱり描くのは楽しいですし、少しでも表現の幅が広がればいいと思います。
ボチボチですが、頑張ります!
今回は、以前描いたHINATAさんのワンシーンを描くことにしました。
男性に比べて女性を描くには、髪と肌の描写が特に欠かせません。
こみち自身も試行錯誤しているポイントですが、色の変化をどこまでしっかりと描写できるのかで完成度が変わります。
ステージで歌うHINATAさんにスポットライトがあたり、熱唱する歌声が聞こえて来そうです。
そんな臨場感を一枚の静止画で表現したいのですが、どこまで描写できたでしょうか。