タロットカードを覚えよう!【THE STAR】

 大アルカナ17番目のカード【THE STAR】とは?

タロットカードの17番として、【THE STAR】が当てられました。

これまでタロットカードを見てきた人は、このカードが幸運を意味していると感覚でも分かるでしょう。

実際、カード中央に女性がいて、湖に水を注いでいます。

大アルカナ14番目【TEMPERANCE】でも、水が大切なものとして描かれていました。

なんでも、タロットの世界では、この水が潜在意識やもっと大きな世界との繋がりを意味しているようで、「水」に恵まれることは大切です。

いずれにしても、このカードは「希望」に繋がる導きが迫っていることを暗示させ、占いで登場したならば、歓迎するべきでしょう。

一方で、もしも逆向きだったなら、その「導きがない」または「遠い」と考えます。

どこかで事実を誤認していたり、疑ったりしていることで、関係を悪くしているかも知れません。


タロットカードを覚えよう!【THE TOWER】

 大アルカナ16番目のカード【THE TOWER】とは?

TOWER=塔と聞いて、悪いイメージを連想する人は少ないだろう。

しかし、このカードが全体に黒く、稲妻や火災を描き、人々が塔から落ちている様を見れば、なんとなく良いイメージは起こらない。

このカード、経験やこれまでの道のりを具現化している。

塔が高くなるように、人々は経験を重ねることでこれまで見えなかった景色にたどり着くというわけだ。

そんな塔が倒壊するとはどういうことを意味するだろうか。

つまりこのカード、これまでの常識が通用しなくなることを暗示している。

過去に上手くいったことも、状況が変化すれば改善を求められることは珍しいことではない。

つまり、確かに行き詰まりを示唆されているので、何か不安を煽るような絵柄になっているけれど、「改革」を迫られていると知れば、恐れることは何もない。

その意味では、13番目の「DEATH」に似た印象を受ける。

DEATHが時間的な意味での節目だとすれば、このTOWERは野心の崩壊を指しているだろう。

イケイケでここまでは来たけれど、それだけでは突き抜けることは難しく、どこかで姿勢を改める必要がある。

正しい向き、逆向きともに暗示する意味は変わらず、共に「墜落」を連想しよう。


タロットカードを覚えよう!【THE DEVIL】

 大アルカナ15番目のカード【THE DEVIL】とは?

DEVIL、つまり悪魔である。

カード紙面には、中央部にDEVILが描かれていて、その両サイド下に裸の男女が鎖で繋がれたまま立っている。

いかにもその男女は自身での意識コントロールが困難になってしまっているのが分かる。

つまり、悪魔によって支配されている状況なのだ。

このカードを理解するには、人がやめたくてもやめられない心の弱さを思い出すことだろう。

冷静に判断すれば、その選択肢は選ばないにも関わらず、その場の雰囲気や意志の弱さによって、いわば誘導されているのだ。

正しい向きでカードが現れたなら、カードがもつ支配された状況に陥っていることになる。

逆向きの場合には、相談者が支配された状況を打破し、コントロールを取り戻したことを意味する。



タロットカードを覚えよう!【TEMPERANCE】

 大アルカナ14番目のカード【TEMPERANCE】とは?

カード中央には大きな羽を付けた天使が立っている。

よく見ると両手にカップを握りしめ、片方から片方へと水を注いでいるのが分かる。

さらに足元を見れば、片足が水の中に浸かるほど、豊かな水量であることにも気づくだろう。

【節制】とも訳されることがあるカードで、コントロールをも意味している。

確かに、慎重になって水を注がなくても、屈みさえすれば水はいくらでもすくえるように思う。

しかし、結果さえ良ければ良いのではなく、そのプロセスに意味があること、そして立場や身分をわきまえた姿勢が大切だと語っている。

つまり、正しい向きで現れたのであれば、自己をしっかりとコントロールできていると判断していいだろう。

一方で、逆向きになった時は、配慮や思い込みが強くなり過ぎていないか確認した方がいい。

タロットカードを覚えよう!【DEATH】

 大アルカナ13番目のカード【DEATH】とは?

このカードを見ただけで、願い事が叶わないと思ってしまうでしょう。

確かにタロットカードに馴染みの薄い人であれば、ガイコツが白い馬に跨った様は、どうにも不気味です。

しかも13番目。

何も良いことが結びつきません。

さて、このカードが伝えるメッセージは、「終わり」です。

何が終わりかというと、相談者にとっての人生の「節目」を迎えたということ。

この先、同じようなことが繰り返されることはありませんし、あったとしてもそれは「意味」や「価値」を持たない「浪費」になってしまいます。

恋の相談をしたのであれば、その恋に見切りをつけるべきだと教えているでしょう。

正しい向きで登場した場合、未来の方に目を向けて、これから新たな出会いが始まります。

一方で、逆向きだった時は、過去に目を向けていて、終わっているのに惰性で過ごしていることを伝えています。

いずれにしても、そろそろ「一歩」を踏み出す時期を迎えたのでしょう。

面接に現れた女性を描いてみた!

 少し緊張しながら志望動機を話す女性

面接というと、やはり緊張します。

人によっては、学生時代にアルバイトを経験することなく、そのまま社会人となり、定年まで勤め上げる方もいます。

そんな方は、面接も遠い昔の話でしょう。

この女性、どんな面接を受けに来たのでしょうか。

学生にも見えますし、20代、30代なのかもしれません。

すでに結婚された女性でしょうか。

いずれにしても、志望動機を尋ねられて、少し指先を絡めるようにしながら、自分の言葉で話そうとしています。

やはり、面接を受ける時は髪を束ねた方が好印象かもしれません。

丸メガネは真面目そうな雰囲気に見えるので、問題ないと思いますが。

勇気を出して面接に望むのですから、無事に採用されるといいですね。



恋の始まる瞬間があるとしたら

 学生時代を思い出して

いつもはみんなでワイワイと騒いでいたのに、ある瞬間、気になる人と二人だけになってしまう巡り合わせが訪れます。

意識しないつもりでも少し緊張してしまう自分がいて、でも相手はいつもと変わらない自然な笑顔を見えてくれます。

本命の恋人がいるのだろうか?

そんなことも気になるけれど、今はこの瞬間がずっと続けばと思ってしまう。

---今回、二人だけでどこかに行けたらなぁ…。

「あのね…」

勇気を出して切り出してみたけれど、どこかに行っていた仲間たちが戻って来てしまうのもよくある話。

でも、なぜかみんなは戻って来る気配もない。

「今度、どこかに遊びに行かない?」

そんな言葉を何度も何度も心の中でリフレインさせてしまう。

恋が始まる瞬間。

それは、多くの偶然によって引き合わされる「キセキ」なのかもしれませんね。

タロットカードを覚えよう!【THE HANGED MAN】

大アルカナ12番目のカード【THE HANGED MAN】とは?

【THE HANGED MAN】のカードは、逆さまに吊るされた男の人が描かれているので、初めて見た人は「怖いカード」と想像するかもしれません。

しかし、カードに込められた意味を知ると、意外にも自分自身が同じような状況に立っていると感じるでしょう。

さて、この【THE HANGED MAN】は、自分ではどうすることもできない「影響力」を示しています。

分かりやすいたとえをあげると「天気」や「自然」は願うことはできても人間が完全にコントロールすることが不可能な領域です。

もしも、相談事の内容が、そんなどうすることもできないような影響を受けていたとしたら、問題解決の糸口は自分自身だけにあるとは限りません。

また、一歩深読みすると、影響下にいてもカードに描かれた「男」は穏やかな表情を浮かべていて、「行き場にない支配された状況」に思える現状さえも受け入れています。

これはつまり、この先に起こり得ることを静観していて、または他者からの支援や好転を期待できるからこその余裕なのかもしれません。

つまり、「身動きできないこと」がすべてに於いて「悪」なのではなく、その後にどんな可能性や期待が見込めるのかがポイントになりそうです。

カードが正しい向きであれば、その期待や予想も「好転」を期待させ、逆向きであれば「高望み」や「ご都合主義」となりそうです。

このカードが現れたならば、問題解決に対してどれだけ状況を把握しているのかを再確認してもいいでしょう。

タロットカードを覚えよう!【JUSTICE】

 大アルカナ11番目のカード【JUSTICE】とは?

「JUSTICE」=正義。

カードそのものに示された意味は、「正義」になります。

紙面をよく見れば、裁くための「剣」と公平を保つ「てんびん」を両手に持っていることがわかります。

ただ問題は、カードにも示された「正義」の根拠でしょう。

なぜなら「正義感」も扱いを間違えれば、向こう見ずな「独りよがり」になってしまうからです。

強いて他の言葉を挙げるとすれば、「バランス」か適しているのかもしれません。

つまり、問題や相談に対して、この「JUSTICE」が現れたならば、事態がバランス良く進んでいると考えればいいからです。

一方で、逆向きになった時も「正義」の反対を考えるより、「アンバランス」を思い浮かべた方がずっと分かりやすいでしょう。

問題や質問に対して、このカードが逆向きで登場した時、「思い込み」や「誤解」、「偏見」などはないかと疑いましょう。

今後の方針や解決策についても、もうワンステップかませた方が上手く行くということも考えられます。

解決を急ぎ過ぎることで、思うような結果が得られていない場合もあるからです。


久しぶりに会えたのでしょうか?

 少し切なさを感じる一枚になりました。

男女の出会いが突然であるように、二人に迫る別れも同じ。


互いに忙しくなる時期を迎えて、なかなか会えなくなった二人。

申し訳なさそうな彼と、寂しさを滲ませる彼女。

思わず彼の身体に触れようとする彼女を、彼もそっと腕を回します。

二十代も後半になると、お互いの未来も気になり出して、彼女は彼からの「言葉」を待ち、彼もまたそのタイミングを探し始めます。

さて、この二人、これからどんなことを話すのでしょうか。

若い二人に幸多いことを願うとしましょう。

仲良さようなカップルを描く

 表情を描きたくて

二人にどんな出来事があったのでしょうか。

驚いた後だったのかもしれません。

アクシデントさえも、二人にとってはとても楽しいことで、その表情には幸せそうな雰囲気が漂っているように見えませんか。

派手な印象のある明るい性格の女性に対し、男性は少し大人しい所もあるのでしょう。

まだ心臓のドキドキが止まらないのか、自分の胸に手を当てて、その鼓動が聞いているように見えます。

しっかりと両手で掴んだ女性は、そんな男性のことをとてもチャーミングに感じていて、かけがえのない人なのでしょう。

仲良さな二人を見ていると、こちらまで温かい気持ちになりますね。

いろいろな表情を描いてみた!

 表情を描くのは楽しい!

イラストを描く時、どうしても無表情になりがちだ。


でも、実際にはその時々で表情は瞬く間に変化している。

その人らしさも表情に現れるし、そこが描けると描写としての「画力」もアップするだろう。

線画に肌の色を乗せただけだが、短時間に枚数を描く練習としてはそれもいい。


タロットカードを覚えよう!【WHEEL of FORTUNE】

 大アルカナ10番目のカード【WHEEL of  FORTUNE】とは?

日本語では、「運命の輪」と言われるカードです。

カードの中央には、三重の円が描かれていて、そこには幾つかの文字も読み取れます。

よく見ると、一文字飛ばしで読めば、タロットカードの古い呼び方「TARO」があります。

また、カード紙面に描かれた動物たちは、神秘的意味を持つ動物だそうで、いずれにしても「普遍的」な意味合いを示すそうです。

カードに描かれた意味は、残念ながらこみち自身には分かりません。

しかし、カードに秘められた意味は、「幸運な巡り合わせ」と解釈すればいいでしょう。

つまり質問に対して正しい向きで現れたのであれば、周辺に登場したカードの意味を押さえて、最終的には丸く収まることになるはずです。

一方で逆向きに現れた場合、あと一歩のところでチャンスに恵まれず、目の前まで来ていても最後にミスや不運が理由で取り逃してしまうということです。

他のカードが質問された状況の特徴を示すとすれば、このカードはそれらの関連性や巡り合わせに言及していることになるでしょう。

「運がいい」とか「運に見放された」という言葉がありますが、このカードはそんな意味合いを示しているのでしょう。

ストレッチしている女性を描いてみた!

 普段描くことがないアングルなので…

人物イラストの基本は、立位でしょう。

というのも、頭、肩、腰、臀部、膝頭、つま先、と平面的にバランスを取るからです。

こみちもほとんど全身像を描くことがなかったので、外で描くスケッチの時には正しいバランスにならなくて「苦手」でした。

よくあるのが、頭が大きくなり過ぎて、つま先まで描けなくなってしまうこと。

右のイラストは、日本人よりも外国人に合わせたバランスです。

全体的に骨格がしっかりとしていて、腰の位置も高いですよね。

イラストから想像する身長は、165センチから168センチってところでしょうか。

今回はさらに、ストレッチをしている女性も描いてみました。


身体を折り曲げていることや斜め上からのアングルなので、身体がどこに向かって伸びるのか分からなくなりやすいポーズです。

完全に余分な線を消した方がイラストとしての質は上がると思いますが、よく見ると肩や腰、膝など、補助線を使って全体像が狂わないようにした痕跡が分かるでしょうか。

こみち的には、少し完成度が低く、でも初めて描いたアングルなので、いい勉強になったと思います。

さらにイラストとしての完成度を考えるなら、膝頭の処理や腹部の圧迫感、丸まった肩口などの描写が課題です。

イラストを描くのは楽しい作業。

でも、何を描こうかと悩みます。

皆さんのように似顔絵を描くのも好きじゃないですし…。


タロットカードを覚えよう!【THE HERMIT】

 大アルカナ9番目の【THE HERMIT】とは?

大アルカナ9番目のカードには、隠者と呼ばれる人が俯きながら右腕を前に掲げて、小さな光を放つランプを持っています。

地平線に向かって遠くまで見渡せる場所で、これから前に進むのか、それともただランプで様子を確認しているだけなのか、兎に角、たたずみながら何か考えているように見えます。

これまで、何度も挑戦しているのに、思うような結果が得られないという経験はないでしょうか。

「同じことを同じように繰り返し、いつか自分が望むような結果へと到達したい!」と思う人はたくさんいます。

望むような結果を得たい時には、時に自分自身の価値観やスタイルを捨て去り、成功者の真似をしてみることが求められたりします。

今どきの言い方をすれば「ルーティーン」を真似るのです。

そこにはいつくかの発見があるはずです。

一番は、これまで大切だと感じていた「こと」が、それほど重要ではなかったという体験でしょう。

自己流に頼り過ぎたことで、結果に繋がることが蔑ろになり、結果とは無縁のことを大切にしてしまったという発見です。

隠者は俗世間から身を引き、静かに暮らしています。

決して、悩んでいる貴方に気づいても、彼から一方的にアドバイスをすることはないでしょう。

もしも、今、何かの壁にぶつかっていて、そこから抜け出せなくなった自分に気づいているのなら、「隠者」が描かれた【THE HERMIT】のカードが巡って来た意図を察しましょう。

正しい向きで現れたとしたら、先ずは「本当に守るべきこと」が何かを再確認します。

何かを達成し、今まではできなかったことから解放されるためには、必要となることだけを優先しましょう。

一方で、逆向きだった場合には、心配していたり、助けて出そうとしている人がいるかも知れません。

しかし、とても残念なことですが、貴方自身がそんな助けを拒んでいて、少なくともこの先には進めない状況が続くでしょう。

自力で達成することが大切なのか、それとも必要とされる結果を得ることなのかは、その人でなければ判断できません。

ただ、プライドや意地のためだけなら、時に見栄や体裁を捨てることも重要です。

隠者のカードに隠されたメッセージとは、悩みの解決へと導いてくれそうな人が側にいるので、何が大切なのかを少し考えてみるといいでしょう。

タロットカードを覚えよう!【STRENGTH】

 大アルカナ8番目のカード【STRENGTH】

最高時速300キロで走れる車なら、街中で敵なしと思うかも知れません。

でも実際は、300キロを出したりすれば「スピード違反」になってしまいますし、周囲とかけ離れた速度を出せば、極めて危険性の高い行為です。

つまり、物事の優劣を決める時、確かに指標として「スペック」も有効です。

しかし、限られた環境に於いては、それ以外にも関係してくるポイントが多分に含まれます。

言うなれば、理論値と実際の違いとでも言えるでしょう。

大アルカナ8番目のカード【STRENGTH】も、そんなことを考えさせてくれます。

このカードの紙面を見ると、ライオンのような猛獣とか細い女性がいます。

獰猛なはずの猛獣ですが、女性の前ではどこか大人しく、見ようによっては可愛らしく懐いているようにも思えます。

これは腕力というスペックだけで、両者の関係、優劣を決めることはできないことを表しています。

つまり、この世で起こることには必ず相性があって、一見すると共通点などないように見える場合でも、両者がとても親身な関係になり得たり、はたまた実は片方がずっと我慢していたなんてことが起こります。

占いをする中でこのカードが正しい向きで現れた時には、問題となる事がらの本質や核心を理解していると読み取ることができます。

逆に、カードが逆さまになった時には、問題の表面しか見ていなかったり、今は見えていない隠された重要事項が今後現れてくるかも知れません。

一歩下がって見て分かること。がむしゃらになり過ぎて、ひとりよがりになっているなど、カードの向きによって、事実との関係性を判断することができるでしょう。


眠くなってきたんだなぁ〜

 斜め下方向からのアングルに挑戦!

顔を描く時、アゴ下からのアングルは形が歪みやすい。


しかも、目と鼻、口が平面的に配列されていない構図は、ちょっとした工夫も必要になる。

こみちの場合、両目と鼻を1つの面で、鼻と口、アゴ先までをもう1つの面として捉えて、顔を描いている。

今回の隠れテーマが、顔にできたシワ。

それにしても、本当に眠そうですね。

静かにしていたら、その内、居眠りしてそうだ。

タロットカードを覚えよう!【THE CHARIOT】

 大アルカナ7番目の【THE CHARIOT】とは?

日本語では「戦車」と名付けられる【THE CHARIOT】。

このカードの特徴は、中央に立つ青年と、その両下にしゃがみ込む白と黒のスフィンクスたちです。

こみちとしての解釈としては、勇敢な青年が二頭のスフィンクスを上手にさばけるが試されているカードを思っています。

つまり、二頭がバラバラの方向に進んだり、同じ方向でも足並みを揃えなければ、彼が乗る車は真っ直ぐに走りません。

そこで、白と黒のスフィンクスをいかにして手なづけられるかがポイントとなります。

さて、青年にとって、異なる色をしたスフィンクスは何を表しているでしょうか。

理想と現実?

表と裏?

正論と本音?

いろんな解釈ができますが、物事を的確に進めるためには、いろんな解釈や意見を取りまとめる必要があります。

もしも、思春期を迎えた青年だとすれば、子どもの気持ちと大人の気持ちという風にも言えるでしょう。

何事も無邪気で純粋に捉えていた子ども時代から、時には相手を陥れようとする大人同士の駆け引きも知り、その狭間であっても「信念」を貫こうと試みる姿は、人生の成功を前にしてよく問題となる場面です。

つまり、このカードが占う中で現れた時は、精神的、肉体的、金銭や情など、人間関係で起こり得るさまざまな問題を上手に乗り切ることを教えてくれるでしょう。

正しい向きであれば、その計らいが一定水準以上に上手くいっていて、逆向きであればどこかこだわり過ぎることがあるために全体としてのまとまりに欠いた状態だと判断します。


「イラストレーター」になって生きていく!?

 イラストレーターになるには?

先に断っておくと、こみちは現役のイラストレーターではありません。

ただ、今の若い人たちは知らないかもしれませんが、DTPをいう広告を作る職種があって、AdobeのPhotoshopや Illustratorを毎日のようにつかながら仕事をしていました。

こみちの場合は、その後Web制作やサーバー構築の方に進み、仕事としては「イラスト」そのものからは段々と距離を置くようになったのです。

しかも一世代も二世代も昔の話なので、参考にならない部分もあるでしょう。

でも、未だに変わらない部分もあるように感じます。

絶対に必要なことは、「自分の作品を作り続けること」でしょう。

こみち自身も作品サンプルを持っていましたし、初めてデザイン会社や印刷会社、web制作会社などで面接してもらうにも、「何ができるのか?」を伝えなければ話は始まりません。

例えば、芸大や美大で学んでいたという肩書きがある人なら、面接官も「これくらいはできるだろう」と採用後に任せたいプロジェクトを思い浮かべながら入社希望者の人となりを確認できます。

一方で、イラストのタッチは3パターンくらい使い分けられるといいでしょう。

よくあるのが、「リアル描写」「線画」「デフォルメ」と言った感じで、要求される雰囲気に応じて描けることがポイントです。

その意味ではイラストは「芸術作品」ではありません。

印象をよりインパクトあるものにしたり、文字ベースではわかりにくい部分を資格的に説明する効果が期待されます。

つまり、悪い意味で目立ち過ぎてしまうのは、イラストを使う目的を誤解していますし、不要な印象を与えてしまうのも避けたいところです。

その意味ではBGMみたいな存在で、音が大き過ぎても小さ過ぎても、バランスが悪いと評されてしまいます。

男性向けと女性向け

男性と女性の差で、イラストの描き方は変わります。

同様に使う「色味」も変えるのが一般的でしょう。

例えば男性向けが立体的なイラストを使うとすれば、女性向けには平面的なイラストが好まれます。

黒(K100)なども特徴的で、「真っ黒」は男性向けで、女性に使う場合は細いラインとしてアクセント的に取り込む方がいいでしょう。

イラスト脇に説明文を入れる時も、濃いグレーや細い書体を選ぶようにするのは女性向けの特徴で、フォントの選び方だけでも選択をミスると、イラストまで台無しになるほどです。

この辺りは、カラーコーディネートの勉強をしてみると、さらに自信を持って「色」選びや組み合わせができるようになるはずです。

また、デジタルで制作するのか、アナログを選ぶのかもポイントでしょう。

多くの媒体がデジタル化されていることから、最終的な入稿は「デジタルデータ」が好まれると思いますが、アナログ表現に適した「レトロ感」や「心地よさ」のためには、外せないかもしれません。

もしもこみちが面接官をするなら

以前、サラリーマン時代には外部のクリエイターに仕事を頼んだこともあります。

この記事の冒頭で作品サンプルのことを紹介しましたが、その意味では逆に見せてもらう側として、イラストレーターの作品を見させてもらいました。

その時に見るのは「絵が上手い」かどうかではありません。

というのも、ある程度以上の「上手い」と思っている人しか面接には来ないからです。

つまり、「絵」そのものではなく、「会話力」や「咀嚼力」を確認していました。

咀嚼力とは、「こんなイメージでお願いします!」に対する「感受性」と「表現力」のトータルバランスで、仕事をお願いしたい理由は、「その仕事を責任持って仕上げてくれる人」かどうかがもっとも気になる部分です。

特に無名のイラストレーターの場合、依頼者が手取り足取り説明するくらいなら、自分で描いた方が早いと思うでしょう。

よほどそのイラストレーターの作風に惹かれていて、時間を掛けてでもお願いしたい場合を除くと、「何を求めているのか?」をできる限り素早く察する人でなければプロのイラストレーターは厳しいことになります。

この文章を書いていて思い出したのですが、こみちが「咀嚼」できない時、よく打ち合わせ現場で白い紙を取り出して目に前でラフなイラストを描き、構図や着色、画風などを確認させてもらっていました。

つまり、時間無制限でとびきりの作品が描けることは重要視されていません。

それよりも、時間ありきでイラストを描ける方が好まれるでしょう。

そのためには、基本はもちろんマスターするべきですが、絵画のように描き込むことよりも、サラサラっと雰囲気で描ける方が仕事に繋がると思います。

もちろん、主役がある場合には目立ち過ぎないポジション調整も大切です。

そんな風に意識してみると、「絵を描く」ってイラストレーターの全てではないでしょう。

むしろ、絵はそこそこでも、コミュニケーション能力が高い人や、関連した雑学知識がある方が、引き出しも増えるので求められる「狙い」もより的確に掴めます。

イラストを仕事にするには

仕事としてイラストレーターをしたいなら、一枚3000円から5000円くらいで評価して欲しいところでしょう。

もっと高額なら言うことはありませんが、新人ならそれも厳しい条件かもしれません。

最低でも1日描いて1万円を超えないと別の仕事の方が稼げますし、10年後を考えるとイラストレーターは趣味や副業にした方が良さそうです。

一枚3000円のイラストなら、1日で3枚以上を仕上げられるかがポイントです。

描き出す前のイメージを膨らませる時間を考えると、「描くこと」は手際良くないと厳しいことが想像できます。

そう思うと、「プロ」ってみんなすごい人たちです。

こみちも絵を描くのは好きですが、スピード感をもって描ける自信はありませんし、毎日3枚以上を永遠と描けるかは分かりません。

線画でカップルを描いてみました!

 密接し合う距離感を描きたくて

仲良さそうな若いカップルを描いてみました。

後ろから抱きしめる男性と、抱きしめられて照れる女性の雰囲気が伝わってきたら嬉しいです。

簡単に肌に色を乗せただけの線画ですが、表情を含めて楽しそうなカップルの一場面をこのイラストでは描いてみました。

二人の様子だけを見ると、急に目の前でサプライズが起こり、女性は少し戸惑い、男性はそんな女性をしっかりと支えているように見えます。

それにしても、仲のいいカップルですね。

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